モバイル

ソフトバンクとウィルコムの2012年夏モデル新機種発表会をネットで生中継→終了


ソフトバンクモバイル・ウィルコム新商品発表会「2012 Summer」が本日11時より、ザ・プリンスパークタワー東京 B2F コンベンションホールにて開催されました。各機種のレビュー記事まとめは末尾にあります。

会場へ


受付


あっちへ


まもなく開場


潜入成功


カメラがずらーり、注目度の高さが分かります


そんなわけで11時開始まで待機中


開始


今年のキーワードはネットワークです。スマホも最近は、スマホでなければ携帯ではないというぐらいにスマホ花盛りとなっておりますが、このスマホの日本での先駆者は我々ソフトバンクだと自負しております。アップル社との提携がその大きな第一歩となったわけですが、今はスマホブームがやって来たというわけです。このブームを牽引したという自負を持っていますが、ソフトバンクグループにおける最大の課題はネットワークの繋がりにあったわけです。ネットワークの繋がりやすさに加えてスマホブームで今、新たに大きな重要視されている問題が、接続スピードということになります。ネットワークの二大満足度項目、つながりやすさと、スマホでの速度、この2つが重要な鍵になるわけですが、我々ソフトバンクは2012夏の発表会で、このネットワークに特に注力しております


速さの点ですが、WiFi、ULTRA SPEED、SOFTBANK 4Gとあらゆる点で取り組んで参りました。それに加えて繋がりやすさと言うことですが、この3年で基地局を3倍に増やしました。それには家庭用のフェムトセルは加えておりませんが、ご家庭用に無償提供して参りました。繋がりやすさに注力してきたわけですが、さらに今年2月にプラチナバンドがソフトバンクにも許認可されることが確定、プラチナバンドが今年7月25日からサービスインになります。


当日に一気に日本全国に基地局が完成するわけではありません、ここから始まるというわけですが、通常とは考えられない速度で基地局建設、通常の3倍4倍で、行っております。許認可を正式に得る前から、当然我々に来るべきだろうと言うことで、機材の発注まで先行してリスクを取って、確証はどこにもなかったわけですが、いかに垂直立ち上げで工事できるかと言うことに全力を注いだわけです。このプラチナバンドには我々ソフトバンクの意地と言いますか、なんとしても繋がりやすくするんだと言うことで、全社挙げて取り組んでいます。


ドコモやauが使っていて悔しい思いをしていた。やっと念願のプラチナバンドの許認可を得たので、なんとしても悔しい積年の思いをぶつけて一気にコレを改善していく。
改めて申し上げる。iPhoneでは2.1Ghzの電波しか受けられない、これは国際バンドなのでiPhoneには当然入っている。しかし、他社のケータイには当然何年も前から、10年ぐらい前からずっと使われ続けているわけですが、このプラチナバンドが我々にも来ると言うことで、電波の来る範囲がいきなり3倍に増えると言うことです。同じ基地局数でも電波の届く範囲が一気に広がると言うことです。電波の届く範囲が3倍に広がることに加えて、いままで2.1GHzは電波の直進性が強いという特性があってビルに当たるとはねかえってしまうわけですが、プラチナバンドは粘りがあるので、ビルがあってもビルを回り込んで、ビル影の建物の窓にでも入っていく。もちろん厚い壁は電波は突き抜けにくいですが、ビルの裏側にでも電波が回り込んで、向こう側の窓からでも入ってくるので、建物の中でも電波がはるかに繋がりやすくなると言うことです。ソフトバンクが劣っていたのは技術力が、努力が劣っていたというわけではなくて、このプラチナバンドという電波を持っていないということが大きなハンディキャップになっていた、今回コレを得たと言うことはもう言い訳できません。これでイコールフッティング、確実に電波を届かせるようにしてみせる、かならずするんだという思いで取り組んでいるわけです


都心のビルが建ち並んでいる大都心のビルの間ですね、銀座や新宿、渋谷。そういうところでも、はるかに電波が届きやすくなる。加えて、地下鉄の入口、ちょっと階段を下りていくとソフトバンクの電波は入口付近で撃沈ということが多かったが、これからははるかに届きやすくなる。あるいは郊外。山の向こう側、谷の所、森の影、こういった郊外でもはるかに届きやすくなっていくわけです。どこでもつながるソフトバンク。いつでもソフトバンクの電波が繋がることを目指して、一歩一歩基地局を増やし、我々のイメージを払拭したいと思っている。必ずやってみせます。


今回の我々の最大のキーワード、サマーの発表の全機種がプラチナバンド対応ということでございます。端末を準備するにも1年以上かかるわけですので、プラチナバンドが絶対に欲しい、とれなかったらチップも無駄になる、基地局発注も無駄になる。それでも1日も早くお客さまにプラチナバンドの恩恵をお届けしたいと言うことで、全機種にプラチナバンド対応チップ、アンテナを水面下で開始していたと言うことでございます。コレを何としても早く、1台でも多くお届けしていきたいと思っています。


「AQUOS PHONE Xx SH-106SH」


最高の機能を盛り込んだ機種、AQUOS PHONE WX SH-106SHということですが、このダブルエックス、最高の機能が満載であります。プラチナバンド対応、ウルトラスピード対応、下り最大42Mbps。我々が最初に日本のブロードバンドを拡大していったわけですが、それに比べても、1基地局の速度で分け合うことにはなりますが、本当に素晴らしいスピード、こういう機能を搭載いたしました。プラチナバンドに対応いたしております。プラチナバンドですが、例えばライバルであるドコモさんのLTEサービスがすでに開始されています、Xiですね。


どれぐらいのエリアでLTEが現在サービスされているかというと港区などこの茶色のところでカバーしている、これがドコモのXiでサービスしている地域です。そのほとんど99%ぐらいは37.5Mbpsのサービスエリアです。ほんの一部の屋内や限られたところがこれよりも速いところがありますが、Xiは基本37.5Mbpsです。それに対して我々のultra speed Xxは水色でカバーされたところ、はるかに高速でカバーされていると言うことです。大事なことはスピードとエリアということです。次世代高速通信でも一気に、発表した後は即サービスインと言うことで、ずっと準備しておると言うことですが、一気に高速通信サービスエリアも他社を追い抜いて広いサービスエリア展開ということになっております。


さらに加えて4.7インチのHD液晶、本当にきれいな画質です。その上、省電力、これを両立。スーパーCGシリコン液晶、きれいな大画面液晶が実現できる。


「Arrows A 101F」


ソフトバンクで出るのは初ですが、富士通さんとの初のコラボ。これまで富士通との取引は実はソフトバンクモバイルではなかったが、初めて提携が成り立った。売れているArrowsシリーズ、A(エース)、ソフトバンクでも取り扱いが開始。他社にもありますが、ソフトバンクのアロウズエース、これはより高速でかつサービスエリアが広い。繋がりにくいというイメージを払拭して、プラチナバンドも搭載。スイッチつきのスマート指紋センサーも搭載されている。裏側に指紋センサーがついていて、これをタッチしてスライドする、そうすると画面が起きる、ということになっている。これは個人個人の指紋センサーと言うことになるので、パスワード以上にセキュリティが強化されている。当然、プラチナバンドに台頭しているし、ウルトラスピード。最強で最速。


「AQUOS PHONE 102SHⅡ」、4.5インチのHD液晶、防水防塵、光学手ブレ補正、1210万画素カメラと言うことで、まさに全部入りのスマホがもう1機種。ワンセグだとか赤外線、おサイフケータイなど日本人好みの仕様も全部搭載。


それに加えてスマホ以外でも手を抜かないと言うことで、全員がスマホというわけではないので、今回、他にもプラチナバンドを搭載。1210万画素のCMOSカメラの新しい機種が新たに加わった。


さらにカラーライフ、パナソニックのカラーから出ているもの、ソフトバンクと独自に開発したもの。そしてかんたん携帯、これもプラチナバンド搭載。


ということでまとめ。サマー全機種、これがプラチナバンド搭載ということです。いつでもどこでも届くソフトバンクの電波を目指して、着実に進めていきたいという風に思っております。プラチナバンドがあるぞをPRする気持ちは、思いは強烈に強い。


兄「プラチナです」
発音が良いね、「プラチナ」
兄「強力な助っ人、ワイルドな人」


スギちゃん登場


フォトセッション


SoftBank 4G、こちらです。ULTRA W-Fi 4G。史上最速の下り最大110Mbps、さきほどスマホに42Mbpsとかありましたが、最速がこのポケットWiFiで実現できます。今お持ちのスマホもこれでより高速化できます。最大10台まで同時接続可能です。バッテリーは従来の約2倍、最大7.5時間連続使用することが可能です。ソフトバンクのWi-Fiスポットにも対応しています。どのぐらい速度が凄いのかということで、au+WiMAXが40Mbps、Xiが37.5Mbpsなのに対して3倍ほどの速度、ダントツで最速です。


さらに110Mbpsは今年度中に全国の政令指定都市を100%カバーします。発表と同時に一気に地域も広がるということです。


さらにこちらの機種(102Z)、より廉価版で、76Mbps。こちらも4G Wi-Fiということになりますが、女性のハンドバックにもぽんと入れられるサイズで76Mbpsというものも出します。この2機種が史上最速のSoftBank 4Gということで出てきます。圧倒的スピードを楽しんで頂きたいと思います。


それをどのように楽しむかということですが、コンテンツサービスも一気に強化していきたいと思っています。スマホ向けの新サービス「スポーツLIFE」です。毎日スポーツの試合がありますがそのハイライトを、私も夜はスポーツニュースを楽しみに見ていますが、我々のチームがほんの5秒で終わってしまうことがあって頭に来ることもあるわけですが、たっぷりと3分ぐらいハイライトを見られるように、スマホ向けにお届けしたい。野球、Jリーグ、海外サッカー、格闘技、1ヶ月350円の月額コースで続々と夏以降にお届けしたい。SoftBankにしかとうぶんは無いと思います。オリジナルで編集してお届け。



すでにムービーLIFEとして提供していますが、これを一気に拡張して進化させたいと思っています。どのように進化するかというと、スポーツ、お笑い、バラエティ、音楽を加えたい、これまでもアニメなど提供してきましたが、強化する。これをムービーLIFEとして強化する。これがどのぐらいすごいか、auさんのビデオパスが3000本、我々はドコモさんをも遥かに凌ぐ54000タイトル、業界圧倒的No.1。通信速度が圧倒的No.1、コンテンツ数も圧倒的No.1ということで競争に打ち勝っていきたい。


「DIGNO DUAL WX04K」


WILLCOMが昨年我々の傘下に入りました。その合体がどのような形でやって来るのかということで、記念すべき第1作目がこれ、DIGNO DUAL(WX04K)。
ウィルコムはもともと音質がよく、災害の時でも繋がりやすいという特徴を持っています。通信速度という意味では完全に他社に後れを取っていた。SoftBankの業界最速のULTRA SPEED、SoftBankの通信ネットワークがこのスマホに入っている。ウィルコムの強みであった音声通話、より安いなどのPHS、その両方の良さが1台に合体。1台でSoftBankのデータ通信とウィルコムの音声通話。安くて話し放題。SoftBankケータイに対してかけるだけではなく、ドコモやauのケータイ、NTTの固定電話にかけても、誰にかけても、どこの事業者・ユーザーにかけても話し放題定額という新しいメニューを発表し、それが復活。


ウィルコムの話し放題というサービスに加えて、弱みの速度を1台で一気に解決し、両方の良さを生かした合体版スマホ。これがウィルコムから発売される。SBグループに入った最初の成果。


シャープのPANTONEシリーズもPHSバージョンででる、シニア向けも出る


ソフトバンク傘下に入ったら価格も魅力的になり、CMも強化され、通信もSoftBank通信と合体した形で出てきたということです。新しいCMもできました。



「PANTONE 5 107SH」


PANTONE 5、SoftBankのPANTONEシリーズというのは定番の大ベストセラーです。これまで340万台売れているんですね、1機種でこれだけ売れるのはiPhone以外にはほとんど考えられない。フルカラーということでSoftBankが世界初でやったわけですが、これがついにスマホに進化したわけです。スマホは今、誰でも女性でもお年寄りでもみんなスマホという時代が来ましたけれど、なんと、一番わかりやすくてかわいくて色んな人に若い人にもお年寄りでも女性でも男性でも、幅広く受け入れられているこのPANTONEシリーズを遂にスマホに進化させました。


当然これにはプラチナバンドが搭載されています。8色カラー、女性の手にもなじみやすい持ちやすい。画面もけっこう大きい。持ちやすくて見やすくて使いやすいPANTONEスマホ、さらに防水防塵、ワンセグも入っていて赤外線もおサイフケータイも入っている、日本人の好む機能が全部入りでフルカラー。


これ、必ず売れます。料金体系も考えて必ず売るものに仕上げました。箱もかわいいんですよね。このように、上戸彩ちゃんがですね、捨てたくないような箱になっています。箱はついつい力を抜きがちでただのダンボール箱みたいなものもありましたが、カラフルで我々の思いを込めたような箱となっています。



「権利の都合上、ご覧いただけません」のときに上映されていたCMムービーはこれ


世界初の放射線測定機能付きスマートフォンについて。

最後に。大変楽しくいろいろ新しい新商品の発表をさせて頂いたが、どうしてももう1つ発表しておかなければならないことがあります。未曾有の悲しい辛い震災がありました。私も人生観が変わりました。人生ってなんなんだろう、人間ってなんなんだろう、人の優しさってなんなんだろうと考えさせられました。まだ解決していない、現在進行形。この原発事故による放射能の脅威は目に見えないだけにとても多くの人々が不安だと思っていると思う。特に、お子さんを抱えた母親の皆様方のことを思うと胸が締め付けられるという思い。


震災の直後からTwitterに多くの要望をいただいた。その声はどうすれば放射能から子どもを守れるのか、携帯にガイガーカウンターを着けて下さい、開発して下さい、地震速報が欲しいです、でももっと欲しいのは放射線測定機能です、と。Twitterで要望が寄せられると自分がやりたいと思ったことについては「やりましょう」とお答えし決意表明することが多いが、この機能だけはやりましょうと簡単に答えるわけにはいきません。それは難しいというのは当然ですが、できなかったときに多くの皆様に対してかえって落胆させてしまうという思いから、慎重になったわけです。

しかしそれがついにできました。世界初、放射線測定機能搭載スマートフォン。


今までですと大きな専用の測定機、何万円もするわけですが、これを毎日持ち歩くというのは大変です。大きいし重い、かさばる。毎日はかっていると神経質な人だと変な人に見られる思いすらある。それが、こちらのスマホに搭載することが可能になったわけです。


これは大変難しかった。フォトダイオードで放射線をセンサーする。ここにフォトダイオードセンサーがあり、一般的にはいろんな回路が電源周りやノイズ除去や温度など、つけなければいけないので大きくなってしまうわけですね。ソレを今回、独自開発しました。いま胸のポケットに入っています、こちらですね。この小さなものが実物ですが、このモジュールに進化いたしました。ICチップを独自に開発いたしました。世界初の放射線測定機能付きスマホのために。フォトダイオードセンサーが2つありますが、その他の部品をワンチップに収めて、このモジュールの中に入れました。とても小さなものです。


これを開発し、そのモジュールを全品、実際に校正を行います。セシウム137での全数検査。大量生産の測定校正はできない。校正したものが、このケータイに入っている。


そして、ボタン1発です。難しい実験用のもの、科学者用のものは使えないので、ワンタッチ。専用のボタンをつけました。これを長押しすればそれだけで測定が始まります。


測定結果が自動的に表示されます。測定が終わると一発表示。表示するだけではなく、通常のこういう測定器だと数字が出るだけですが、どこでどんな数字だったか記録していく、これもなかなか大変ですが、スマホならではの強みを生かして、地図に自動的にプロットする。どこで測ってどんな数値だったか。お子さんが学校に通う、自宅から学校までの通学路、これをすべて測定していつ測ったらいつだったというのが記録しておける。公園に行く、野球のグラウンドで測るとか。遠足に行くとか旅行に行くとか、それが自動的にマップ上に記録される。そういう機能も全て新開発。SoftBankとシャープの共同開発でできました。


ここから実際にデモ開始。

放射線測定機能付きスマホ「PANTONE 5 107SH」のデモを行う孫正義 - YouTube


ボタンを押します。測定が開始されました。はい、測定結果が出ました。指一本でしか触っていないですね、それで全部終わる。地図の上に点滅している。ここまで出ていますね。ボタン一発で測定機能を使うことができる、しかも地図の上に自動プロット。大変安心してお子さんを遠足に連れて行ける、学校の部活、通学路、よく遊ぶ公園、全部安心感が得られるということです。


これはSoftBankならではの、私の強い思いを込めて作ったもの、不幸な原発事故を経て、多くの皆様に少しでも安心を提供したいということで提供した測定機能付きスマホ。このスマホが実は、先ほど上戸彩ちゃんに紹介して頂いた、SoftBankが最も力を入れている、このPANTONEスマホ。その放射線測定機能を、母親の皆様方に安心して、日常の生活の中で毎日持ち歩くスマホに、と思いを込めて作った。

片手で持ちやすい、片手でスマホ。ワンセグも赤外線もおサイフケータイも入ったスマホ。料金体系も、本当に多くのお客さまに喜んで使ってもらえるような思いを込めて、特別の料金体系でもって普及させたい。1人でも多くの母親、子どもを持つ旦那さん、家族、学生さんに広く活用して頂きたい。

ということで、今日の話をまとめたいと思います。

SoftBankの今年の発表、夏の新機種は全機種、今発表したPANTONEスマホも含めて、全機種がプラチナバンド対応。


最高速にこだわってULTRA SPEED、Softbank 4G。今まで繋がりにくいケータイといわれていたが、それを一発で払拭するプラチナバンド、そして最高速の4G。


さらにグループ傘下に入ったウィルコムの機種、その結果合体版、SoftBankネットワークとウィルコムの料金体系。


我々の思いを込めた2012年サマー、12機種50カラー、こちらが今日の発表でございます。


ぜひ力を入れて、1人でも多くのお客さまに喜びを提供するために事業を今後も続けていきたいと思っています。


◆質疑応答
日経 金子:
ネットワーク周波数帯が広がって速度も速くなったということだが、テザリングに対する考え方は従前の通りか、それとも解禁か?

孫正義:
検討はしているが、他社もネットワーク混雑に苦労している。スマホが普及するに伴ってネットワークがますます混雑する状況の中、テザリング問題をどう扱うかは難しい問題なので、継続して検討中。

日経 みすみ:
スマホで放射線測定ということだが、これは国の規格のようなものには準拠しているのか?

孫:
業界の標準規格があるが、そちらに準拠した色々なテストをしている。

フリー井上:
測定機能のついたPANTONE 5について。放射線の測定というと定期的に校正しないと正確な値が出ないが、どうお考えか?

孫:
少なくとも1品1品校正を行い、専用ICチップも搭載しているので、ある程度は大丈夫ではないかと考えている。本当のプロ用、何十万円もするような機材も世の中には沢山あり、詳しく小数点4ケタ5ケタまで見たいという方には、現在ソフトバンクグループでもそういうものを別途開発中。こちらはどうしても大きくなって電池も食う、コストもかかるので、普段持ち歩くのには適していないのではないかと思う。市販の測定器材は出荷後はそれをずっと使っていくということなので、我々のものも同じ。

フリー神尾:
以前からiPhoneに力を入れて牽引してきたが、現状のiPhoneとAndroidの比率は?PANTONEもスマホになるということだが、夏商戦でiPhoneとAndroidの販売比率はどう変化するとお考えか?

孫:
比率については従来からコメントしていない、その方針は今後も変わらない。iPhoneが他社からも出てシェアが取られるのでは無いかと思ったが、我々がiPhoneの中でも高いシェアで推移している。これが主力なのはこれからも当分変わらない。しかし、世の中には色々な機能を求めるお客さまもいるので、品揃えとしては色々なものを揃えている。しかし、ただ揃えているだけではなくSoftBankらしい機能を盛り込んだものもということで、このような形で発表した。

モバイルデータバンク:
ULTRA SPEEDの図など見せていただいたが、夏は全てプラチナバンドが入っているということなので、7月25日段階でどれぐらいプラチナバンドで動くのか、将来的にどれぐらい広げていくのか。

孫:
7月25日段階では徐々に立ち上げという形になる。一気に立ち上げると他のネットワークとの整合性とか色々な問題があるので、全体を倒さないように気をつけながら徐々に立ち上げていく。1週間目は基地局は数百というレベルだと思うが、そこから毎週どんどん立ち上がっていく。12月までの段階では数千の上の方になってくる。年度末、来年3月には万のオーダーになる。基地局展開速度はいままで一般的に言われていたものの4倍ぐらいというぐらいに一気に垂直立ち上げを予定している。少なくとも、他社さんも900MHzのプラチナバンドの獲得のために申請書類を各社出していたが、その計画よりは我々の方が4倍ぐらい速かったと記憶している。業界では考えられない速度で一気に広げていく。7月25日その日に全てが立ち上がるわけではないの、誤解のないように理解頂きたい。

モバイルデータバンク:
展開の順は東名阪?それとも、どこかでテストを行うのか?

孫:
東名阪がもちろん重点地域だが、全国同時並行で作っていくというのが実態。

フリー山口:
Windows Phoneについて、今年2月に端末を発売したかと思うが、今後Winndows Phone 7、7.5、その次のWindows Phone 8のような端末を発売する可能性は?

孫:
将来については基本的にコメントしないというポリシーなのでノーコメント

フリー日高:
SoftBank 4Gですが、10月からは5GB使用すると大幅に減速されることになる。他社より高速で一気にコンテンツも充実とのことだが、他社より低いレベルでのキャップだとユーザー満足度が得られないのではないかと思うが、10月からの帯域制限はこのままの予定?

孫:
様子を見ながら判断していくが、基本的に他社さんもスマホのトラフィックでネットワーク全体が遅くなってきているのはご存じだと思う。後から制限度合いを強くしていくのは大変で、最初に広げると後で苦労する、不満足な状態になりかねないので、慎重に状況を見ながら。一部、ほんの1%2%のユーザーが圧倒的のボリュームを使っている。だいたい3%のユーザーで33%~半分使っているというのが実態で、97%の人は窮屈なネットワークになってしまう。一部の人に偏りすぎるというポリシーが本当に正しいのかということも含め、慎重に様子を見ながら判断していく。

日刊工業新聞 斎藤:
PANTONEに特別料金体系を導入するという趣旨のことだったが、具体的には?PANTONEだけなのであれば、その狙いは?

孫:
料金体系部分はコメントは差し控えるが、キャンペーンということで1人でも多くのお客さまに、先ほどからの通り、安心安全を求める母親に1台でもたくさん届けたい。そういう思いで検討している。具体的なものは発売直前には発表したい。

フリー井上:
放射線測定のところで、測った結果はAndroidでソーシャルシェアは可能?

孫:
測定は地表から1mのところでというのが標準的な測り方だが、人によっては地面にくっつけて測ったり、まちまちになる危険性があるので、ソーシャルで情報をわけあったときに測った人によるばらつきが風評被害や問題になりかね何ということも含め、検討中。まずは自分用に測ったものが保存されるというのがスタート。近い将来、今言ったような、人による測り方のばらつきを何とかする解決の目処が立てばソーシャルシェアも検討はしうる。まずはばらつきを防ぐために自分用としてスタートしたい。

ソフトバンクモバイル新商品発表会 2012 Summer | ソフトバンクモバイル
http://i.mb.softbank.jp/2012summer/

新商品発表会「2012 Summer」| ソフトバンクモバイル株式会社
http://webcast.softbankmobile.co.jp/ja/conference/20120529/index.html


Ustreamやニコニコ生放送でも生中継されました。

ソフトバンク株式会社, Ustream.TV
http://www.ustream.tv/softbankcorp-jpn


上戸彩、千原ジュニアらも登場 ソフトバンクモバイル・ウィルコム新商品発表会「2012 Summer」 生中継 - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv93355460


また、Facebookでは「新商品発表会生中継クイズキャンペーン」を実施しています。

SoftBank - キャンペーン | Facebook
https://www.facebook.com/SoftBank/app_299438266810457

◆各機種レビュー記事まとめ

放射線測定機能付きスマホ「PANTONE 5 107SH」速攻フォトレビュー、小型化・省電力化を実現した放射線センサーを世界初搭載+防水+赤外線+おサイフケータイ - GIGAZINE


世界初の放射線測定機能付きスマホ「PANTONE 5 107SH」で実際に測定してみました - GIGAZINE


PHSと3Gのデュアル方式スマホ「DIGNO DUAL WX04K」速攻フォトレビュー、ウィルコム初のAndroid+防水+ワンセグ+赤外線 - GIGAZINE


全部入りハイスペック防水防塵スマホ「ARROWS A 101F」速攻レビュー、ワンセグ+赤外線+おサイフケータイ+GPSなどなどてんこ盛り - GIGAZINE


全部入り防水防塵スマホ「AQUOS PHONE Xx(ダブルエックス)106SH」速攻レビュー、おサイフケータイ+ワンセグ+赤外線+GPS - GIGAZINE


4.5インチのHD液晶+1210万画素カメラ搭載の「AQUOS PHONE102SHⅡ」速攻フォトレビュー - GIGAZINE


業界最速の下り最大110Mbpsの高速通信に対応したモバイルWiFiルーター「ULTRA WiFi 4G」速攻フォトレビュー - GIGAZINE


ソフトバンクの夏のスマホ以外の新機種「COLOR LIFE3」「THE PREMIUM9」「かんたん携帯」&ウィルコム「Casablanca」「PANTONE PHS」速攻フォトレビュー - GIGAZINE


ソフトバンク2012年夏モデル全機種の細部とカラーがわかる巨大サイズ画像まとめ - GIGAZINE

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ドコモ2012年夏モデル全機種の細部とカラーがわかる巨大サイズ画像まとめ - GIGAZINE

au2012年夏モデル全機種の細部とカラーがわかる大きなサイズの画像まとめ - GIGAZINE

NTTドコモの2012年夏モデル新機種発表会をネットで生中継→終了 - GIGAZINE

auの新機種発表会2012年夏「au 発表会 2012 Summer」をネットで生中継中→終了 - GIGAZINE

in 取材,   モバイル,   動画, Posted by darkhorse

You can read the machine translated English article here.